『機動戦士ガンダム』第11話「イセリナ、恋のあと」

公式ガンダム情報ポータルサイトGUNDAM.INFO
『機動戦士ガンダム』全43話を1日1話ずつ無料配信中! 視聴はこちら!!
第11話「イセリナ、恋のあと」を視聴しました。第11話冒頭でドズルが前線基地から帰国した際にスペースコロニー内を見て補修工事の放置を指摘したことによって、ジオン公国も決して豊かではないことが判りました。ガルマの死を受けてザビ家の一族が会話をするシーンがありますが、独立戦争を仕掛けた国としての考えは、ギレンの意見がもっともだと感じました。最愛のガルマを失ったイセリナは、本当はシャアの謀殺だったにも係わらず、それを知らないイセリナは憎しみの矛先を同朋である地球連邦軍に向け、命を懸けてアムロに復讐します。本来憎むべき相手ではないアムロを仇と思い、そして死んでゆくイセリナも悲しいのですが、見ず知らずの人(それも民間人)に“仇”と呼ばれてしまうことによってアムロは、これが戦争なのだと思い知らされるシーンがとても悲しかったです。そんなアムロの心中を察し、先にイセリナの埋葬作業を始めたカイは、普段は冷やかしばかりを言う彼ですが、とても人間味があり魅力的なキャラクターだと思いました。ガルマの死を受け、今後について考えるザビ家。ガルマの復讐をするイセリナ。仇と呼ばれてショックを受けるアムロ。それぞれがいろいろなことを思っている中、シャアだけは冷静かつ冷酷です。やはり今後のシャアの動向が気になります。わふ。
ギレン・ザビ
「ガルマの死を無駄にする訳には参りません。ザビ家末代の沽券にかかわります」
「過去を思いやっても、戦いには勝てんぞ。ドズル」
「父上……。今は戦時下ですぞ。国民の戦意高揚をより確かものにするためにも国を挙げての国葬こそもっともふさわしいはず。ガルマの死は、一人ガルマ自身のものではない。ジオン公国のものなのです」
「ガルマは国民に大変人気があったのです。彼の国葬を行うことによって、国民の地球連邦への憎しみを掻きたてることこそ、肝要ではないのですかな? ……父上!?」
デギン・ザビ
「ギレン……。わしはただガルマの死を」
「ドズルの言う通りだ。だからだ、ギレン。静かに、丁重に、ガルマの冥福を祈ってやってくれまいか」
「シャアのことは、ドズル。左遷させておけ……」
キシリア・ザビ
「残念です。あのガルマが連邦軍モビルスーツの前に、倒れたと……」
「私はギレンに賛成です」
「そのようなことはあなたの権限で行えばよろしいこと。大切なことは、儀式なのですよ? 父上」
ドズル・ザビ
「兄貴……。俺はまだ信じられん。今にもあいつが顔を出すんじゃないかと!」
「しかし……。あやつこそ俺さえも使いこなしてくれる将軍にもなろうと……、楽しみにもしておったものを」
「いやっ、それよりもシャアの処分だ! ガルマを守りきれなかった奴を処分すれば、それで国民への示しがつくわ!」
イセリナエッシェンバッハ
「あたくしをガウに乗せてください」
「ガルマ様を殺した憎い敵! せめて、せめて一矢なりとも報いたいのです」
モビルスーツ!? あれがガルマ様を!」
「逃がさないでください! 絶対、絶対に倒してください!!」
「このままでは……ガルマ様がおかわいそうです!」
モビルスーツ! ガルマ様の仇!」
「ガルマ様の、仇……」
シャア・アズナブル
「私は木馬を攻撃する。そこを突いて一気にケリをつけるんだっ」
「ガルマを戦死させた責任、ドズル中将への忠誠。どう取られても損はないからな」
「人には頼れんな。ドレン、私のモビルスーツは電気系統がめちゃめちゃに焼き切れていて使えなかったことにしておけ」
アムロ・レイ
「まだ来るのか……? ま、まだ来るのか!?」
「か、仇だと……?」
「ぼ、僕が、仇?」
「なんていう名前の人なんだろう……? 僕を仇と言ったんだ」