ろこのみる夢。

何故かろこは実家にいて、そこで心霊体験をする夢を見ました。怖すぎるので内容は割愛するのです。
その後、もう一つ違う夢を見ました。
今住んでる部屋にベランダからスズメが入ってきたのです。幼い頃、部屋に迷い込んできたスズメをろこは「飼いたい!」と父にお願いしたのですが、父に「野鳥を勝手に飼ってはいけないし、スズメは人が飼ったらすぐ死ぬから駄目」と言われたことがあるので、「こりゃイカン。早く外に出さねば」と必死にスズメを探したのです。すると部屋の隅っこでバタバタとパニックしているスズメを見つけたので、ろこは「外に出ようね」とスズメを右手に乗せたのですが、スズメがチュンチュンと右手を突っつくのです。まぁパニックしてるのだから仕方がないのですが、夢の中だって痛いのです。ろこは「イテテ。痛いって!」といいながら、スズメをベランダに放しました。その途端スズメの羽毛が逆立ち、プーッと膨れたと思うと、パーンっと羽毛が全て弾けて抜け落ちたのです。あとには貧相な姿になったスズメがガタガタと震えていました。「急激なストレスを感じたんだろうなぁ」と、ろこは申し訳なく思いながらスズメを見ていると、突然スズメがムクムクと大きくなり始めたのです。「ギャー!」と思いながらも目を離せないでいると、最終的にスズメはペンギンに変身したのです。するとそのペンギンたちは、ペンギン走りでベランダから隣の建物に飛び移り、「ペンペン、ペンペン」と去っていったのです。
「うーん、うーん、ううーーん……」
ろこは自分の唸り声で目が覚めました。もう寝汗びっしょりです。そりゃぁもう怖かったのです。ふわわーーん。