川原泉インタヴュー

http://books.yahoo.co.jp/interview/detail/07166800/01.html
川原泉スキーなろこには、嬉しいインタヴュー記事です。わっふー♪
そうそう、この記事を教えてくれたに「川原泉がろこを書いているみたいだ」と言われました。
それに該当する部分は、特に2ページ目らしいのですが、

――2番目に収録されている「ドングリにもほどがある」に出てくる女の子は、超楽天的で、ドングリ拾いに熱中する。でもやっぱり、自分は平凡だと思っています。

これがろこの場合、どんぐりではなくタニシなのです。子供の頃の話ですが、周りの友達は、こぞってザリガニを捕って遊ぶのですが、ろこはザリガニを捕るのが怖かったのです。ハサミはあるし、跳ねるし、お腹に卵を抱えてるし(だってお母さんなんですよ?)。で、ふと隣の田んぼを見たら、タニシが居たんです。タニシをじーと見てると、とても大人しい子なんです。これなら、ろこにでも捕れるかもしれない。あと、当時ろこは亀を飼っていたのですが、「タニシは苔を食べるので水槽を綺麗にしてくれる」と、TVか何かで見たのを思い出し、有刺鉄線が張り巡らされた田んぼに、意気揚揚と入り、ひたすらタニシを捕り続けてました。
さすがに大人になってからはタニシ捕りはしませんが、以前、梅田(大阪)の画廊通りを知人と散策していると、ある画廊の店先に陶器の金魚鉢が置いてあったのです。風流だなぁと思い覗き込むと、そこには数匹のメダカとタニシが共生していたのです。そこでろこは、普段ろこが話すタニシの素晴らしさをあしらう知人に「ほら、御覧なさい。ここのご主人はタニシを飼っていらっしゃる」と、ここぞとばかりに、とうとうと説明したのです。すると、店の中からご主人らしき人が出てきて「タニシはお掃除をしてくれますからねぇ」と、ろこは話し掛けられてしまったのです。わ、わふぅー。店の中を観る訳でもなく、店先のタニシについて余りにも熱く語るろこは、不審者と思われたのでしょうか? でも、とてもセンスのいい金魚鉢だったので「素敵に飼われていらっしゃるんですね」と返すと、ご主人も喜んでいただけてたみたいです。わふふ。

「良い子というか、私は基本的に親がちゃんとしつけた子を描きたいなというのがあって。人としてこのくらいの礼儀は知っておいてほしいというところは譲れないですね。たとえば登場人物が年上の人に対して乱暴な言葉を使っていたりすると、“こんな口のきき方をしてはいけない”と思って、ネームを書き直したりしている自分がいるんですよ。もし描くとしたら、“今はこの子はやさぐれていて、わざとこんな口のきき方をしているけど、本質は礼儀正しいんだよ”という描き方しかできないんです」

ろこの両親は同年代の友人のご両親より随分年上なので、礼儀とかのしつけは厳しかったのかもしれません。ろこにとっては、ろこんちの中の話なので、普通に育てられたと思ってるんですが……。
今回「川原泉がろこを書いているみたいだ」と指摘されて、ろこが川原泉作品が好きな理由はそこにあるのかなぁと、思いました。