ゴスペラーズ坂ツアー06〜07”セルゲイ”@名古屋国際会議場

待ちに待ったゴスペラーズのライヴですが、前回のゴスペラーズファンの集い2006@ZeppTokyoで痛い目に合っているので、今回は姉が居るとは言え、やはり初めての土地のライヴは、始まる前から不安でお腹が痛くて仕方がありませんでした。ろこは小心者なのです。わふぅ……。そんな不安な気持ちで座席に行ってみると「「近っ!」」。あまりの近さに思わず姉とシンクロしてしまいました。いやー、1階1桁台は凄いわー。それともセンチュリーホールの座席がそう感じさせるのかしら? 昔行ったZeppOsakaでのライヴ以来の近さですよ。ただ今回は少し右よりの座席だったので、酒井*1さんの立ち位置から遠いのが難点ですが、でも贅沢は言ってられないですよね。わふ!
そんな感じに一喜一憂している間にライヴは始まったのですが、やっぱりステージとの距離の近さに驚愕。うっわー。彼らの表情が見える! 凄いや。距離が近いのはとても嬉しいのですが、ライヴ開始直後はなかなか馴染めず、ぎこちない感じの姉とろこ。ろこは前回のトラウマがあるし、姉はゴスペラーズのライヴは5年振りな上に、やはり関西以外の会場は初めてなので仕方ないよねー。後のMCで名古屋での昔の話とかが出たのですが、もうちんぷんかんぷんでした。なので、まだライヴは始まったばかりだというのに、ろこは名古屋の人間でもないのに(姉は愛知に住んでるので問題ないのですが)、ここに居ること自体が申し訳なく感じ始めたり。これが大阪だったら多分平気だと思うのですが……。わふぅ。でもまぁそんな事をいつまでも気にしてたって折角のライヴが勿体無いので、「今日こそ楽しむんだ!」と鼻息荒く自分に言い聞かせることにしました。わふ!
でもそんな心配も一瞬にして吹っ飛ぶ出来事が! それは「侍ゴスペラーズ」の時だったのですが、ステージでの立ち位置的に酒井さんパートは近くで見られないんだろうなぁと諦めていたのに、幸運にも真正面で見られたのです。う、うっきゃー。予想外の展開に、ろこの頭は付いて行けず、パニックで訳が判らなくなってしまいました。ただ無意識というのは恐ろしいもので、咄嗟に声にならない声で「酒井さーん」と叫んでる自分が居ました。声になってないんだから、叫んでもいないんですけどね。なんというか、ホント訳が判らなくなってたんです。曲が終った時に、はたと冷静になり、物凄く恥ずかしくなりましたし、今思い出しても頭を抱えるくらい(言葉のあやではなく)恥ずかしいです。わ、わふぅ……。でもそれを切っ掛けに、その後は場所とか関係なく素直にライヴを楽しめたと思います。結果オーライってやつでしょうか? わふふ。
鳥頭のろこはセットリストとか全然覚えられない人なので、曲別の詳しい感想はちょっと思い出せないのですが、大まかな感想としては、リーダー*2は声量が凄かったり発声が丁寧だったりして凄いなーとか、北山*3さんは客席の人の目を見る人なんだなーとか、酒井さんはやっぱり気配り屋さんだなーなんて事を思ったりしました。北山さんの事なんて、座席が近くないと気付かないですよね。貴重な経験が出来て幸せです。わふ! でも基本、酒井さんばっかり見てました。だって好きなんだから仕方ないです。わふふ。そうそう。「The Ruler」で拡声器を使っていたのには驚きました。かっこよかったです。わふ!
でも今回、何が一番凄かったって、やっぱりアンコールでの加藤登紀子さんの登場じゃないかなーと。加藤登紀子さんが登場された瞬間、「うわー! お母さんに見せてあげたい!」と思いました。姉も同じ思いだったらしく「お母さん、連れて来てあげたかったねー」と言ってました。母は加藤登紀子さんが好きなのです。今回「百万本のバラ」、「ギタリズム」、「時には昔の話を」と、3曲も歌われたので、ホント母に見せてあげたかったです。わふ。
さて、今回のライヴもアウェーだった訳ですが、姉と一緒だったという事、ファンの集いという特殊なライヴではなかった事、座席が近かった事などなどで、充分楽しめました。わふ! ただ「大阪だったらもっと楽しめたんじゃないかなー」という思いが無いといえば嘘になります。でも最後に大阪のライヴに行ったのは5年前なので、今どんな雰囲気なのか判らないし、実際にはそんなに変わらないかもしれません。そうそう。大阪のライヴに通っていた頃はデビュー間も無かったり、また最後に大阪のライヴに行った時にはいまいち乗り切れない感があったので、ろこ自身あまり色々考える事は無かったのですが、ろこが今回のライヴで感じた事は、今年で彼らの活動は13年目を向かえる訳ですが、音楽業界で13年間続けるというのがどんな事なのか、ろこにはよく判らないですが、でもクリエイティブな活動を13年間同じメンバーで続けるというのは、それって凄い事だよなー、としみじみ感じました。また加藤登紀子さんのギターの話では、人の縁の話もありましたし、ろこ自身、色々考えさせられる素敵なライヴでした。わふ!