『ローウェル城の密室』小森健太朗

読了。以前、知人に『コミケ殺人事件 (ハルキ文庫)』を借りて読んだのですが、それがとても面白く、その事を知人に伝えると「じゃぁ『ローウェル城の密室』もいいんじゃない?」と薦められ、読むことになりました。いやはや今回もとっても面白かったです。
それにしても16歳にしてこのトリックですよ。ほえー。凄いとしか言いようがないです。そんな事を思いながら後書きを読んでいると、小森氏は大阪府立北野高等学校在学中に高校の図書館で草稿を書いていたとの事。もう驚きポイントが一杯過ぎて何がなんだか。北野高校といえばスーパー・エリート進学校じゃないですか。わ、わふぅ……。それだけでも驚きなのに、在学中にこれだけの作品を仕上げるなんて凄すぎる……。ろこの高校時代なんて、大阪では一応ちょっとした進学女子校に通っていたのですが、何せろこは毛色が違いすぎて学校に馴染めない落ちこぼれ学生だったので、図書館の利用法なんてイージーリスニング的にクラシックCDを借り、当時嵌っていたアガサ・クリスティや昔のコバルト文庫なんかを借りて、家でゴロゴロと読み耽ってました。駄目だ……。出来が違いすぎる……。なんというか凄い人っていうのはホントに凄いんですね。改めて実感しました。わふぅ……。

ローウェル城の密室 (ハルキ文庫)

ローウェル城の密室 (ハルキ文庫)