『容疑者Xの献身』東野圭吾

読了。
今、ろこは物凄く感情が混乱しています。
読み始める前に『探偵ガリレオ』、『予知夢』よりはシリアスになるのだろうと思ってはいたのですが、いざ読み始めると、かなり早い段階で救いようの無いエンディングを迎えるような伏線が散りばめられていて、「いやいやいや。このまま読み進めると、ろこ、絶対ブルーな気持ちになるぞ」と嫌な予感がしていたのです。でもなぜ石神がそこまでするのかが気になって、ブルーな気持ちになるのに怯えつつ、徹夜して一気に読んでしまいました。
最後の石神の回想を読んで、今まで石神が懸命だったのは、あの瞬間があったからなんだと判り、今までの伏線を振り返ると、あまりにも切なくて、悲しくて、苦しくて、嗚咽してしまいました。時間が経てば経つほど、色んな感情が押し寄せてきて、吐きそうなくらいお腹が気持悪くなってきて、結局今日は眠れずじまいで、ずっと凹んでいます。まさかここまで重い内容になるとは思ってもみませんでした。
さて、来月早々には映画が公開されます。テレビドラマを観てから『探偵ガリレオ』と『予知夢』を読んだろこは、テレビドラマと原作は別物として楽しめたのですが、今回『容疑者Xの献身』には物凄く感情移入してしまったので、映画を観るのが不安でもあり楽しみでもありと複雑な心境です。映画、楽しめるといいなぁ。わふぅ。
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容疑者Xの献身

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