『吐田家のレシピ』渡辺浩弐

『吐田家のレシピ ♯1オレンジピラフ』(講談社BOXマガジン『パンドラ』Vol.2 SIDE-B掲載)読了。
とても不器用で、とても優しくて、とても素敵な、ろこの大好きな作品です。わふ!
作品を読んでいる間、ろこの子供の頃を思い返したり、またろこには6歳と1歳の姪がいるのですが、特に6歳の姪のことを思いました。姪と実際に会うのは、年に1回会うか会わないかの頻度なのですが、電話での会話は月に何度かします。そして姪と会話をする度に、姪は以前会話した姪と同一人物なのだろうかと驚くほど成長していて、子供の過ごす1分1秒と大人の過ごす1分1秒はこれほど違うのかと毎回驚かされます。子供は大人が思う以上に大人で、そして子供でもあります。子供って本当に凄いです。わふ!
ところで作中に出てくるオレンジピラフですが、20年も昔の話なので現在も継続されているかは不明ですが、愛媛県松山市の小学校では月一くらいの頻度で給食の献立として出てきます。当時転校生だったろこは、そのオレンジピラフがとても珍しく、今となっては味は覚えていないのですが、オレンジピラフの日がとても楽しみだったことを思い出します。わふふ。
『吐田家のレシピ ♯1オレンジピラフ』も素敵な作品でしたが、前編である今月単行本が発売予定の『吐田君に言わせるとこの世界は』(講談社BOXマガジン『パンドラ』Vol.1 SIDE-B掲載)もとても素敵な作品なので、未読の方は是非読まれることをオススメします。わふ!

パンドラ Vol.2 SIDE-B (講談社BOX)

パンドラ Vol.2 SIDE-B (講談社BOX)

パンドラVol.1 SIDEーB

パンドラVol.1 SIDEーB