『機動戦士ガンダム』第15話「ククルス・ドアンの島」

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第15話「ククルス・ドアンの島」を視聴しました。劇場版では丸々カットされている回です。今回の冒頭シーンでは、サイドがどのような位置関係にあり、どのサイドが残っているかの説明されたので、ガンダムの世界観がまったく判っていなかったろこは助かりました。わふ! ガンダムの空中換装はいいのですが、地上でガンダムパーツを外す姿はあまり格好のいいものではないですね。わ、わふぅ。今回は、誤って民間人を殺してしまい、上層部の命令に背き子供たちを救出し脱走兵となった、PTSDの症状に苦しむジオン軍脱走兵ククルス・ドアンの物語です。地球防衛軍ジオン軍も無抵抗な人々や民間人を争いに巻き込みたくないと考えている軍人はいたでしょう。今回、傷ついたジオン軍兵士の傷の手当てをしたアムロもそうですし、上層部の命令に背き子供たちを助けたドアンもそうです。半面、無抵抗な人々や民間人でさえも巻き込んでもいいと考える軍人もいたでしょう。今回はガンダムの中ではけして大きな物語ではないかもしれません。でも戦場にはこのような悲劇がたくさんあるのだと思うと、とても胸が痛み、泣いてしまいました。物語の最後に、アムロはドアンが武器を持っているからこそ追撃されるのだと考えドアンのザクを海中に沈めますが、本当にザクを手放すことによって追撃から逃れることができるのかは判りません。どうか「ククルス・ドアンの島」が幸せでありますように……。
《ロラン》
「あなたには、あの夕日の美しさも判らないみたいね」
アムロ・レイ
「戦いに美しさなど必要ないよ。気を許せば負けるんだ」
「違います。あなたがいるからじゃありません」
「あなたの身体に染み付いている戦いの匂いが、追跡者を引きつけるんじゃないんでしょうか?」
「ええ、それを消させてください。ククルス・ドアン!」
《ククルス・ドアン》
「うん? あの少年のことか。今のままにしておく訳にはいかないさ。近くに本隊がいるだろうからね。彼がその気になってくれなければ面倒になる。こんな不安におびえる生活、できることなら私も早く抜け出したいが……。すまん」
「教えてやる! 少年たち!」
「子供たちの親を殺したのはっ、この俺さっ!」
「俺の撃った流れ弾のためにな。ジオンは子供たちまで殺すように命じた。だが、俺にはできなかった。俺は子供たちを連れて逃げた。俺の命に代えてもこの子供たちを殺させはしない!」
「俺は……。俺は。俺は……子供達を、殺させはしない!」
「奴らは、私が生きている限り追撃の手を緩めないだろう。私がいる限り、この子供たちにも危険がつきまとう。困ったものだ……」
「……戦いの匂い?」