『機動戦士ガンダム』第30話「小さな防衛線」

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第30話「小さな防衛線」を視聴しました。カツ、レツ、キッカはサイド7の戦災孤児としてホワイトベースがサイド7を出航してからずっと乗ってきました。ジャブローには育児センターが設置されていて、カツ、レツ、キッカをあずける手はずになっていたのですが、カツ、レツ、キッカはそれを嫌がります。そんな彼らを思ってフラウは「育児センターにいることが幸せなのか?」と疑問を抱き、それに対してアムロは「小さい子が人の殺し合い見るの、いけないよ……」と言います。確かに子供たちに戦争の惨劇を見せるのはよくないことでしょう。でも、それでも、育児センターに預けられている子供たちにとって幸せな場所とは両親の傍であり、戦災孤児のカツ、レツ、キッカにとっては、今までずっと一緒に過ごしてきたホワイトベースクルーの傍なのでしょう。戦争という悲劇によって、家族と離れて暮らすことを余儀なくされた子供たちのことを思うと胸が痛みます。育児センターに残るように説得する育児官の「それに子供たちは連邦軍の未来を背負う者として、大切に育てられるんですよ?」との言葉に、アムロは「この子たちが生きてる間にジオンも連邦軍もない世界だって来るかもしれないでしょ」と答えますが、まさにそうあって欲しいと思いました。またカイは「うちのチビたちはねえ、そんじょそこらのとはちと違うのよ。今まで何度も何度もドンパチの中、俺たちと一緒に潜り抜けて戦ってきたんだぜ? 大人のあんたにだって想像のつかない地獄をね! このちっこい目で! しっかり見てきたんだよ! 判って!? 俺たちと離れたくないんだよ? な?」と言います。これはカイが今までカツ、レツ、キッカのホワイトベースでの生活や、ミハル兄弟のように戦災孤児ながらも強く生きている子供たちがいることを見てきたからの意見でしょう。カイらしい意見だと思いました。わふ。今回、セイラがカツ、レツ、キッカを探している途中、偶然シャアに再会します。セイラが「……ま、まさかジオン軍に入っているなんて。優しいキャスバル兄さんなら……」と心の底から驚いている様子を見る限り、シャアはキャスバルであった頃とはかなり変貌しているのでしょう。でもそんなシャアも「軍から身を引いてくれないか……。アルテイシア!」と妹を思う心が残っています。シャアもセイラもまた戦争の犠牲者なのでしょう。そう思うと胸が痛みます。カツ、レツ、キッカがアッガイ特殊部隊が仕掛けた爆弾を撤去し、アムロガンダムでシャア率いるアッガイ特殊部隊と戦闘している最中、作戦会議室ではブライトが連邦軍高官たちからホワイトベースを囮専門にすることを告げられていました。ホワイトベースはこれからも苛酷な状況下に強いられるようです。ブライトを始めとした、まだ戦闘経験も少ない若いホワイトベースクルーは本当に大変です。ホワイトベースは戦闘員も少なそうなのでブライトは辛い立場でしょうね。わふぅ……。
アムロ・レイ
「僕らはいつのまにか軍人にさせられてしまって……」
「こんな物もらったの、小学校の卒業証書以来初めてだけど、なんの役に立つんだろ?」
「そ、それだけ……、なんですか?」
「に、二階級特進だけで……。それだけでおしまいなんですか!?」
「戦っている時はなんにもしてくれないで、階級章だけで! リュウさんやほかの人にありがとうの一言ぐらい!!」
「小さい子が人の殺し合い見るの、いけないよ……」
「カイさん! 子供たちをそちらの車へ」
「ありがとうございます! カイさん!!」
「それに、連邦軍の未来って……。この子たちが生きてる間にジオンも連邦軍もない世界だって、来るかもしれないでしょ。そんなふうに、お考えになれませんか?」
《キッカ》
「やーっ!」
「やだもん! どこにも行かないもん!」
「か……、かあちゃん、とうちゃん……」
「お姉ちゃん、あたし帰るー。船に帰るー」
「ジオンがね爆弾仕掛けたの。で捨てに行くの」
ガンダム工場の中」
《レツ》
「やだよう!」
「ば、爆弾がっ……!!」
「やったあ! カツ、は、早く」
「は、早く爆弾を外すんだ!!」
《カツ》
「行くもんか!」
フラウ・ボゥ
「あ、あの子たち、育児センターへ行くのどうしても嫌だって言って」
「でも……、あの子達ここにいて本当に幸せになれるかしら?」
カイ・シデン
「爆弾!? うっ、こ、これは! アムロ、ほんとらしいぜ。時限爆弾だ」
「任せとけって。よし、レツ! お前からだ、こい」
「いいか、恐くないぞ。せーの、ほいっ」
「ほら大丈夫だろ。ほら、次はキッカちゃんだ、ほれっ」
「さあ次だ。そーれっ」
「よーし、上出来だ。アムロ、いいぞ」
「うちのチビたちはねえ、そんじょそこらのとはちと違うのよ。今まで何度も何度もドンパチの中、俺たちと一緒に潜り抜けて戦ってきたんだぜ? 大人のあんたにだって想像のつかない地獄をね! このちっこい目で! しっかり見てきたんだよ! 判って!? 俺たちと離れたくないんだよ? な?」
シャア・アズナブル
「ア、アルテイシア!?」
「やはり……」
「軍から身を引いてくれないか……。アルテイシア!」
「いいな!?」
セイラ・マス
「……ま、まさかジオン軍に入っているなんて。優しいキャスバル兄さんなら……」
ブライト・ノア
「第13独立部隊というのは……、囮専門ということなんですか?」