『機動戦士ガンダム』第31話「ザンジバル、追撃!」

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第31話「ザンジバル、追撃!」を視聴しました。劇場版ではだいぶんカットされている回です。劇場版では突然スレッガーが登場したので戸惑ったのですが、ジャブローを離れるときに補充要員としてホワイトベースに搭乗したのですね。納得しました。わふ。ホワイトベースジャブローを離れるとき、フラミンゴの群れに遭遇するのですが、それを見てブライトがクルー全員に「手の空いている者は左舷を見ろ、フラミンゴの群れだ」と指示し、ビデオに録画することを許可するシーンが印象的です。今回、勉強になったのですが、ろこは片仮名に弱いので”バーニア”か何か判らなかったのですが、調べてみると噴射口のことなのですね。ろこ、覚えた。リュウが亡くなって以来、スレッガーが搭乗したことによって、ブライトが戦略について対等に話せる相手ができてよかったと思いました。ミライは補佐として充分頑張っていますが、でもやはりそれなりの戦闘経験のある人物がホワイトベースには必要だと思うのです。スレッガーが搭乗したことによって、ブライトも心に余裕が出ているように感じられますし、カツ、レツ、キッカもスレッガーに好意を持っていますし、ホワイトベースクルーが戦闘後にいろいろ会話を交わしているのですが、ハヤトでさえもシャアについて語るほどなので、スレッガーがムードメーカーの役割を担っているのでしょう。わふ。今回もアムロは大活躍です。セイラの乗るGブルイージーが制御不能になり、重力に引っ張られて落下するのですが、アムロがミサイルを発射し、その爆風で落下を食い止めます。もう一点は、ガンダムがビグロのアームに引っかかったことでガンダムに急加速がかかりアムロは失神するのですが、驚異的な速さで回復し、ビグロを撃墜します。凄いよ、アムロ! わふ! シャアも相変わらず冷静ながらも戦略は大胆かつ強引です。でも口調がいつもより熱を帯びていたように感じました。そんなシャアですが、妹であるアルテイシア(セイラ)のことを攻撃を仕掛ける前に気にかけます。またセイラもビグロのパイロットがシャアであるかどうかを気にかけます。セイラは、前回シャアに再会したときに「優しいキャスバル(シャア)がジオン軍に入っている訳はない」と思い、シャアも今回「聡明で、戦争を人一倍嫌っていたはずのアルテイシアが宇宙戦艦に乗るのはありえない」と思います。しかしながら二人とも敵対する軍に所属し、戦っています。シャアがキャスバルであった頃、セイラがアルテイシアであった頃は、戦争など無縁の状況だったのでしょう。そう考えるとこの二人の境遇に胸が痛みます。わふぅ。今回、スレッガーが加わったことによって、今後、ホワイトベースクルーたちにどのような変化が表れるのか気になります。わふ。
スレッガー・ロウ
スレッガー・ロウ中尉だ。今日付けでこっちに転属になった」
「んー? あんた、男の人のことで、悩んでる相が出てるよ」
「条件がある」
ホワイトベースを敵に向けてくれ。慣性飛行をしているからできるはずだと思うがな」
「じゃあやらねえ。当てる自信がねえからよ」
「それは当然だ」
「だから頼んでるんだ。ホワイトベースの主砲を使えるように、早いところ回れ右をしてくれ、と!」
「ははははっ、いいねえブライト中尉。あんたはいい」
「ヘッ、このホワイトベースの主砲の威力がどのくらいあるものか知らんが、まあ見ていろ」
「どうだい。俺の乗っている艦に特攻なんか掛けるからよ!」
「いやあ、まぐれまぐれ。それよりさすがだねえ、皆さん」
ブライト・ノア
「手の空いている者は左舷を見ろ、フラミンゴの群れだ」
「よし! 許可するぞ」
「主砲の方にまわっていただけませんか? 中尉」
「条件?」
「しかし、それでは追い付かれる」
「中尉! 一言言っておくがあなたは私より年上だが指揮権は私にある。それを……」
「そりゃどうも」
「今は無理だ! もう少し待ってくれ」
ホワイトベース! 180度回頭!」
「主砲の射撃をやってもらいたいものだな」
「シャアだ! こんな戦い方をする奴はシャア以外にいないはずだ。セイラの言った通りだ。シャアが来たんだ!!」
スレッガー中尉! さすがですね。直撃はあなただけでした」
「ああ。みんなご苦労!」
《オペレーター》
「ビデオに撮っておきます」
セイラ・マス
「シャアがでてくるわ……。必ず、来る」
「い、いえ。ホワイトベースって、あの人と因縁あるでしょ、だから……」
「恐くない人、いて?」
「もし、ザビ家に対して仇を討つためなら、そんな生き方、私には認められない」
「ま、まさか! このモビルアーマー、兄さんがパイロットだなんて!?」
アムロ、あのモビルアーマーパイロット、どういう人だと思って?」
「何か、手ごわい相手だったでしょ? それだけのことよ」
シャア・アズナブル
「木馬の奴、なかなか手馴れてきたな。艦長が変わったのか? しかし、まさかとは思うが、民間人があのまま軍に入って木馬に乗り込むなぞ……。アルテイシア……、アルテイシア。しかしあの時のアルテイシアは軍服を着ていた。聡明で、戦争を人一倍嫌っていたはずのアルテイシアが……。フフフ、再び宇宙戦艦に乗り込むなどありえんな!」
「木馬の射程距離とどちらが長いか……。神のみぞ知るというところか。アルテイシア、乗っていないだろうな!?」
「よし! 木馬にぶつかるつもりで突っ込め!」
「うろうろ逃げるより当たらんものだ。私が保証する!」
カイ・シデン
「さてどこだ……? 俺だっていつまでもふさぎ込んでいる訳にはいかねえんだ。よくやれると思うよ……。セイラさんもアムロもよ。ん!?」
アムロ・レイ
「セイラさん……。どうしてあんなことを?」
「さっき、モビルアーマーに誰が乗っているかって、聞いたでしょ?」
「そうですか」
ハヤト・コバヤシ
「恐かったよ、ザンジバルとすれ違ったときはさ。あれはシャアの戦法だな」
「うん。ほかの奴にできる戦法じゃない」