『機動戦士ガンダム』第34話「宿命の出会い」

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第34話「宿命の出会い」を視聴しました。劇場版ではカットされていたり、編集が加えられています。前回と今回とサイド6では再会と出会いと別れの回です。シャアが「キシリア殿は違う。戦争全体の行く末を見通しておられる」、「実戦に出るのも間近い。そうしたら判る」との台詞から前回キシリア宛に打った暗号伝聞「パラロムズシャア」の戦略が動き出しているのでしょう。劇場版ではカットされていましたが、連邦軍ホワイトベースジオン軍ザンジバルが並んでいる光景はやはり不思議です。わ、わほー。アムロは再び父テムを訪ねるのですが、テムは先日アムロに渡した古いパーツが「絶大な効果があっただろ」と言い切り、アムロはそんなテムに会話をあわせます。するとテムは何を疑うこともなく満足気になり、これからも新開発に打ち込む意欲をみせ、自分を誇りに思います。そんなテムの姿を見てアムロは涙を流します。そしてサイド7で最後に父と会話をしたときのことを思い起こすのですが、そのときの会話がアムロの意見をまったく受け入れないテムというのが切ないです。わふぅ……。テムの住み処の帰りにアムロは初めてシャアと対面するのですが、アムロは彼がシャアだと確信します。これはアムロニュータイプが萌芽し始めたという表現なのか、今までモビルスーツ同士でしか戦ったことはなくても、戦ったもの同士が通じ合う何かを表現しているのかが疑問でした。シャアも「アムロ? ……不思議と知っているような名前だな」と言うのですが、過去にアムロの名前がジオン軍に伝わったという表現はなかったように思うので、やはり幾度も戦った者同士が通じ合う何かを表現しているのでしょうか。わふ? 今までもカムランが頑張ってこなかったとは思わないろこですが、今回のカムランはとても頑張っていると思いました。それなのにミライはカムランの想いをかたくなに拒絶します。ただ今回は前回と少し様子が違って、ミライは「でも、でもあたしが一番つらかったときに知らん顔で、今更!」と言うのですが、ミライは父親が亡くなりサイド7へ移民する際、本当はカムランに相談したくても、カムランとは親同士が決めた結婚話なので、父親が亡くなった今、素直にカムランに頼ることができなかったのかもしれないと思いました。そしてこれは明らかに勝手な思いなのでしょうけれども、そんなミライの心中を察して、カムランに助けてほしかったのかも知れません。ミライはミライなりにひとりで頑張っていたのだと思うと、あまりミライを責めるのも可哀相な気もしてきました。それでも今回のカムランの申し出に対してのミライの態度はよくないことは確かです。スレッガーがカムランの覚悟した思いを代弁してるのはいいとは思うのですが、平手打ちはよくないです。それもかなりの勢いでした。そこはカムランの言う通り、殴らなくとも話せば判ることだと思います。ただし、今回のミライはかなり興奮していたので、時間がない以上、そうせざるを得なかったのかも知れませんが……。わふぅ。でも本当にカムランは頑張りました。その想いをミライは受け止めることはできなかったかもしれませんが、伝わったと思います。わふ。シャアがララァに「フラナガンは優しくしてくれたか?」と訊ねるシーンがありますが、今後フラナガンについて説明される回はあるのでしょうか? わふ? あと今回だけで言うとシャアとララァの会話は、ララァに人間味がなくマシンのようで、少しララァが怖いです。わふぅ。今回のアムロは前回以上に戦闘能力が上がっているのですが、これはララァと出合ったことによってニュータイプの能力が開花したということでしょうか? わふ? 最後にホワイトベースがサイド6を離れていくとき、カムランはミライを想い涙し、アムロは父テムを思い涙します。前回、今回とサイド6の物語は切ないです。ふわわわーーん。
ララァ・スン
「可哀相に……」
「美しいものが嫌いな人がいるのかしら? それが年老いて死んでいくのを見るのは、悲しいことじゃなくって?」
「綺麗な目をしているのね」
「大佐の名前を知ってるからでしょ。赤い彗星のシャアって。おびえていたんですよ、きっと」
「白いモビルスーツが勝つわ」
「判るわ。そのために、あたしのような女を大佐は拾ってくださったんでしょ?」
「ねえ? 大佐」
シャア・アズナブル
「止むを得んな。ドズル中将もコンスコンも、目の前の敵しか見ておらん。その点キシリア殿は違う。戦争全体の行く末を見通しておられる」
「うん、実戦に出るのも間近い。そうしたら判る。港に入るぞ!」
「君は……?」
アムロ? ……不思議と知っているような名前だな」
シャア・アズナブル。ご覧の通り軍人だ」
「君は歳は幾つだ?」
「そうか、若いな。目の前に敵の兵士を置いて硬くなるのは判るが、せめて礼ぐらいは言ってほしいものだな、アムロ君」
「どうしたんだ……? あの少年」
フラナガンは優しくしてくれたか?」
「ん? ガンダムは映っていないぞ?」
「フフフ、ララァは賢いなあ」
ミライ・ヤシマ
「敵の戦艦と同じ港に入るなんて、中立サイドならではの光景ね……」
「カムラン、どういうつもりでそんなことを?」
「余計なことをしないでいただきたいわ!」
「それが、余計なことでなくて、なんなの!?」
「今更あたしに対して、自分が役立つ人間だと思わせたいだけなのでしょ。でも、でもあたしが一番つらかったときに知らん顔で、今更!」
「結構です」
「カムラン! ……ありがとう。お気持ちは十分にいただくわ。でも、でも。ありがとうカムラン、帰ってください。お父様お母様によろしく」
テム・レイ
「うん、そうか、私は嬉しいよ、お前がガンダムパイロット。ゆうべ渡した部品は、どうだった?」
「ほら! お前に渡した新型のメカだ。え!? あれは絶大な効果があっただろ、ん? アムロ
「そうかあ、上手くいったかあ。フフフ、よし、やるぞやるぞ。じっくり新開発に打ち込むぞお! ハハハ」
「そうか、上手くいったか。フフフ、そうさ、私が作った物だからな、フフフ、これからが腕の……」
「ええい、ホワイトベースはいい! ガンダムを映せ、ガンダムの戦いぶりを! そうそうだそう。えーいアムロめ! 何をやっておるか……」
「そうだ、それでいいのだアムロ。あの新しいメカのおかげだ、ガンダムは使えるぞお。はははは、あははは、あはははっ! 地球連邦万歳だ!」
アムロ・レイ
(シャア!)
「ア、アムロ! アムロ・レイです」
(そ、そう、知っている。僕はあなたを知っている)
「すいません。あ、あの、お名前は?」
(シャア!)
(あれがシャアか! シャア、アズナブルと言ったな)
(始めて会った人だというのに、なぜシャアだって判ったんだ? それにあの子……。ララァと言ったな?)
「あ、じゅ、16歳です!」
「い、いえ! その、あ、ありがとうございました! じゃ、これで僕は!」
「見える。動きが見える! 見える!!」
「突撃をするぞ、あせっている証拠だ。どこが心臓だ? ……あそこか?」
「サイド、6……」
《カムラン・ブルーム》
「実は……、個人的に、皆さんのお力になれればと」
「わたくし、自家用の船があります。それでこの船をお送りします。サイド6の船が盾になっていれば、ジオンとて攻撃はできません」
「き、君にそういう言われ方をされるのは、心外だ……」
「…ミライ。君がこの船を降りないというなら、せめて僕の好意を……」
「そういう言い方は、侮辱じゃないか!?」
「今なら僕にもできるから」
「ブライト君! ジオンの、モビルスーツだ」
「いや、領空を出るまでは、いや! この船が飛べる限りはお供させてもらいます」
「頼む! ブリッジを」
「始まった! は、始まって……しまった」
「ミ、ミライ……」
「帰ってくれ。……いいよ」
「生き延びてくれよ……」
スレッガー・ロウ
「馬鹿野郎っ!」
「この人は本気なんだよ! 判るぅ!? そうでもなきゃこんな無茶が言えるか!? いくらここが中立のサイドだからといったところで、ミサイル一発飛んでくりゃ命はないんだ、判るぅ!? あんたもあんただ! あんなにグダグダ言われて、なぜ黙ってる?」
ブライト・ノア
「何があったんだ!? 今日のアムロは勘がさえている」