『クラインの壺』岡嶋二人
読了。とても面白かったのですが、相変わらず独特な人物描写と今回は終盤の無茶な展開がちょっと気になりました。人物描写に関してはろこの個人的な好みの問題ですし、終盤の無茶な展開も気にしてたら野暮なのかもしれませんが……。でもラスト自体は悪くなかったので、終盤の無茶な展開は勿体無いなーと。なんというか、何を選択しても「お前はなんて愚かな事をしてしまったんだ……」に行き着いてしまう、身も蓋も無いゲームブックで遊んだ時に「んなアホな!」と突っ込みたくなるような感じがね、したのですよ。ちょっぴり残念。
- 作者: 岡嶋二人
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1989/10
- メディア: 単行本
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