君の気持ちは痛いほど判るよ。

今日、買い物に行くと、スーパーの入口に綺麗な柴犬がポールに繋がれていました。ろこはちょこっと柴犬に遊んで欲しくて近寄ったのですが、その柴犬は「私はご主人を待っているのです。あなたに構っている暇は無いのです。わふ!」といった風情で、ろこは見事に振られてしまいました。しょんぼり。
暫くして、ろこは買い物が終わり、「柴犬君はまだ居るのかな?」と、柴犬が居た場所を見てみると、まだポールに繋がれていました。ろこは「またスルーされるんだろうなー」なんて思いながら柴犬に近寄ると、どうやらご主人を待ちくたびれて寂しくなってきたらしく、さっきはけんもほろろにろこをスルーしたのに、今度は自らクンクンとろこに鼻を寄せて、遊んで欲しそうでした。わ、わふぅ。ろこも一緒に遊びたいのは山々なんだけど、今日は買い物の荷物が多くなってしまったのじゃよー。ごめんね?
夕暮れ時のスーパーの前は、人通りも多くざわめいてるし、だんだん暗くなっていくしで、ご主人を待つのも不安で寂しくなってくるよね。ろこはなんとなく後ろ髪を引かれながら、とぼとぼと家路に向かいました。わふぅ。