ボーダー・コリーと、柴と、ろこ(+おじさん)。

病院の帰りにスーパーに寄ると、入り口に大きくて優しそうなボーダー・コリーが寝そべっていました。ろこは遊んで欲しくて、そっと近寄ってみると、「ご主人は、まだかのぉ……」と退屈そうな風情だったのですが、なんとなく触って欲しそうな雰囲気ではなかったので、近くで見守ってみました。すると、ちょっと離れたところから「ぅわんっ! わんわんっっ!!」と、好戦的な鳴き声が聞こえたので、声のした方を見てみると、綺麗な柴犬がポールに繋がれたまま、ボーダー・コリーに遠くの方から挑んでました。「こんなに離れているのに元気だなー……。さすが柴犬」と、勝手に納得しつつ、目の前のボーダー・コリーの様子を見ると、「煩いなー……」と言いたげに、柴犬にそっぽを向いていました。このボーダー・コリーは、クールな様です。わふ。
いつまでも見てても日が暮れてしまうので、ろこは切りを付けて、スーパーに入ったのですが、未練がましくも、入り口のボーダー・コリーを振り返ると、知らないおじさんが「よーし、よし。良い子だなー」と、ボーダー・コリーをわしわしと撫でてました。ああっ!! ろこもそうしたかったけど、我慢したのに!! ボーダー・コリーの様子を見ると、されるがままになってました。わ、わふぅ……。まぁでも飼い主さんがいらっしゃらなかったし、これで良かったのですよ。わふ。そう思いつつ、あのわしわしとボーダー・コリーを撫でていたおじさんが、ちょっと羨ましくもありました。しょんぼり。