『容疑者Xの献身』

観たい観たいと思いつつ、体調が悪かったり他に用事があったりと、なかなか観に行けなかったのですが、今日、やっとこ観に行けました。わふ！
テレビ版『ガリレオ』の雰囲気はそのままで、原作『容疑者Xの献身』にもそれなりに忠実で、よく出来ていたのではないでしょうか。……といいつつ、ろこ的には原作の衝撃が強かったので、ちょっと物足りなさは否めなかったりします。そんな感想を一緒に観に行った知人（原作未読）に話すと「2時間の枠内でドラマのイメージを崩さずにこれだけ作れるんだから、よく出来た作品だと思うよ？」と言っていました。まぁね、確かにそうだけどね。でもね、原作はね、もっと凄いのですよ？　と未練たらたらに思ったり。わふぅ。
でもでも、堤真一の演技には感動しました。石神役が堤真一だと知ったとき「そんな馬鹿な……」と、男前過ぎる配役に少し失望したのですが、いやはや堤真一は凄いですよ。彼の絶妙な表情や声の演技を観るたびに原作を読んだときの感情を思い出して、うるうると涙腺が緩んでました。特に留置所での四色問題に関する台詞を言ったところはぼろ泣きですよ。ふわわわーーん。勿論、最後拘置所に連行されるシーンでも泣きましたが、ろこ的には四色問題に関するあの短い台詞こそ、石神の全ての想いが込められているんじゃないかなーと思うわけです。わふ。
さてさて、今回の映画の評判をよく知らないのですが、やたらとCMをしている訳でも無さそうなので（テレビをあまり観ないので判りませんが）、それなりに人気なのですよね？　実際、ドラマ版『ガリレオ』、原作「探偵ガリレオ」シリーズを全部読んだろこ的には、とてもよく出来た映画だと思いましたので、まだ観てない方は是非ご覧になることをオススメいたします。出来れば原作を先に読むと、より一層楽しめると思いますよ？　わふ！

「容疑者Xの献身」オリジナル・サウンドトラック

最愛(DVD付)

容疑者Xの献身 (文春文庫)