講談社BOX情報。 - ろこ日記。

「東浩紀のゼロアカ道場」

講談社BOX 公式サイト内、「東浩紀のゼロアカ道場」（特設サイト）第六回関門のページが更新されています。更新内容は、廣田周作さん、村上裕一さん、坂上秋成さんの第一回原稿と第一回企画会議ムービーが公開されています。
早速、ろこはお三方のムービーを先に視聴しました。ろこは第五回関門を見学していますので、ゼロアカ生お三方がどのような内容の本を書かれるのかは、ろこなりに理解しているつもりなので、今回のムービーの視聴は、東さんが話される批評を書く上でのテクニカルな部分についてのお話に注目していました。ろこが書く文章といえば、このブログ『ろこ日記。』くらいなのですが、でも物凄く勉強になりました。もちろん東さんのお話だけでなく、講談社BOX部長・秋元直樹さん、講談社文芸局・太田克史さんのお話もとても勉強になりました。このムービーは批評だけでなく、何かしら文章を書く人は絶対に観た方がいいです。わふ！　ろこは既に第二回企画会議のムービーが待ち遠しくて仕方がありません。だって物凄く勉強になるんですもの。無料配信されていることが驚きです。わほー！
ムービーを視聴したあと、原稿を拝読しようと思ったのですが、ムービーの内容がとても勉強になるのと、音声が少し聞き取り辛かったので物凄く集中して視聴していたので、かなり疲れていたろこは、本来ならば原稿を全て拝読すべきところなのですが、今日はお三方の原稿の見開き1ページだけを拝読いたしました。「見開き1ページだけ読んで何が判る！」と思われるかもしれませんが、「つかみ」は見開きで得られるのではないかとも思うので、今回はその条件の下での感想を書かせていただくことをご容赦いただければと思います。
お三方の原稿を拝読して、ろこがとても「読みたい！」と感じたのは村上さんの原稿でした。村上さんの文章は（過去の文章も含めて）、とても電波的であり、中二的であり、読んでいて「え？　何、言ってるの？」と思わせるところがあります。でもそれはまったくマイナスの感想ではなく、寧ろ「もっとこの文章が読みたい！」と思わせる、とてもグルーヴ感のある文章なのです。文章をただ読まされるのではなく、ろこが村上さんの文章にコミットする感じなのです。よく判らないけどグイグイと引き込まれ、よく判らないけど面白いと感じ、よく判らない、だからからもっと読みたい。読んでいて、いつの間にかろこ自身がそこにいて、そこにいることが嬉しく感じて、またろこの知らないことが書かれていたら「もっと知らなきゃ！」と感じさせてくれるのです。ろこは文章の上手い下手の判断はできません。でも村上さんの文章にはとても素晴らしい吸引力があると断言します。わふ！　今回のムービー内では、東さんから編集の方がかなり原稿に赤を入るであろうと仰っていましたが、確かに東さんのテクニカルなお話は物凄く勉強になるのですが、村上さん特有の電波的であり、中二的なグルーヴ感は今後も損なわずに、最後まで突っ走っていただきたいと思います。わふ！
先日、東京も梅雨入りをしました。梅雨の時期は身体だけでなく精神的にも辛い季節だと思います。皆様、原稿執筆はとても大変かと思われますが、くれぐれもご自愛くださいませ。ご健闘をお祈りいたします。わふ。

東浩紀のゼロアカ道場伝説の「文学フリマ」決戦 (講談社BOX)

作者: 東浩紀(道場主),講談社BOX
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2009/03/03
メディア: 単行本
購入: 16人クリック: 304回
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