検査に行ってきた。

人生初の脳波検査をしてきました。
前回、脳神経内科にかかった際、先生に「難しい検査ですか?」と尋ねたら、「いえ、簡単な検査です」と答えられ、それならいいかと軽い気持ちで検査を申し込みました。とはいえ、脳波の検査をするのは初めてなので、まず病院で渡された脳波検査予約票に書かれた説明を読んでみると、

<脳波検査とは>
頭皮に電極をつけて脳の活動の状態を調べる検査です。
検査は、危険や痛みはなく、約40〜50分横になっているだけで終了します。

と書かれていました。検査時間の長さに驚きはしたものの、横になっているだけだということなので、まぁ先生の仰っていたように簡単な検査だな、という印象を受けました。
でもやはり人生初めての脳波検査です。どんな検査なのかが気になって、ネットで少し調べてみました。すると検査時に頭皮に電極糊をつけるらしく、検査後は拭き落としてもらえるそうなのですが髪にべたつきが残るとか、ただ寝ているだけだと思いきや、目を開けたり閉じたりする開閉眼テスト、目の前に決まった周波数の光を当てる光刺激テスト、深呼吸を合図にあわせて行う過呼吸テスト、睡眠検査などと、どうやら寝ているだけでは済まなさそうな雰囲気なのです。それどころか物凄く面倒くさそうです。わ、わふぅ。先生の嘘つき。
検査の内容が少し判り、日に日に検査日が近付くにつれ、ろこの不安も増していき、昨夜から今朝にかけてはほとんど熟睡することは出来ませんでした。病院へ行くギリギリまで寝てすごそうかなとも思ったのですが、でも検査項目に睡眠検査があるようなことが書かれていたので、睡眠不足でフラフラながらも寝ずに頑張って病院へ向かいました。今回も厚かましくもすっぴんで行ったのですが、これは寝不足でメイクをするのが面倒臭いからではなく、あくまでも検査に支障のないようにするためと、ちょっと言い訳しておこうと思います。わふ。
病院へは予約時間より30分も早く着いてしまったのですが、それほど待たされることなく検査室に案内されました。臨床検査技師の方に「脳波の検査は初めてですか?」と訊かれたので、初めての検査に緊張しつつ「はい」と答えると、「40分間横になっているだけの検査です。眠くなったら寝て構いませんので」と言われたので、なんだ人によって検査内容が違って、ろこの場合は脳神経内科の先生のお話や脳波検査予約票に書かれていた説明通りに寝ていればいいんだと、睡眠不足のろこは検査中、ずっと熟睡するつもりで検査に挑むことにしました。わふ。
早速、検査の準備が始まり、頭皮の20数箇所に電極糊が付けられるのですが、ハードワックスを塗られている感じでしょうか。確かにこれは検査後はベトベトして難儀だなぁと整髪料をつけるのが好きではないろこは既にげんなりとしてしまいました。とはいえ、検査なので仕方ないなと思い、あとは寝てればいいだけだし我慢するかと、臨床検査技師さんの指示に従い、ベッドに横になり「では、検査を始めます」の声でろこは熟睡体勢になり、検査が始まりました。わふ。
するとしばらくすると臨床検査技師さんが「○○さん(ろこ苗字)、目を開けてください」と言うのです。……。はて? 眠っていいんじゃなかったの? ろこに不安が過ぎりました。でもまぁ言われた通り目を開けました。するとしばらくして「目を閉じてください」と言われました。……。更に不安は高まりました。その後、ろこの嫌な予感は的中し、臨床検査技師さんの指示に従い、目を開けたり閉じたりと繰り返す開閉眼テスト、1〜2秒間くらい目の前に眩しい光を当てていく光刺激テスト、臨床検査技師さんの合図に合わせて4分間素早い深呼吸の繰り返しを行う過呼吸テストが行われました。光刺激テストなんてポケモンフラッシュ浴びまくりな訳ですよ。気持ち悪いに決まってるじゃないですか。それに過呼吸テストなんて4分間ですよ? 臨床検査技師さんが「残り○分です」とカウントダウンしてくださるのですが、最後1分は意識が遠退きそうになりましたよ。ろこ、元々呼吸が浅い体質なんですよ。冗談抜きにろこはこのまま死ぬんじゃないかと思いましたよ。わふぅ。あ、それにですよ、検査中、全然寝る暇なんてありませんでしたよ。もうね、ろこは心の中で、脳神経内科の先生と臨床検査技師さんたちに「嘘つき!」と悪態を吐きましたよ。うーっ、わん!
全てのテストが終わり、臨床検査技師さんに「ふらつきますから、ゆっくりと起き上がってくださいね」と言われたのですが、そもそもろこが脳神経内科に通い、この検査を受けることになったのは、ふらつきと転倒する症状があったからなのですよ。検査を終えたあと、臨床検査技師さんなりにゆっくりと電極糊を拭き取る椅子まで案内してくれているのでしょうけど、普通の人ならばその速度で付いて行けるのでしょう。でもろこはそもそもふらつきと転倒の症状で脳神経内科にかかりこの検査を受けていて、また今日は物凄く睡眠不足なのです。もうフラッフラのよぼよぼで壁伝いに歩いていきました。しばらくすると先に歩いていた臨床検査技師さんが、ろこが付いてきていないのに気付いたのでしょう。慌てて「だ、大丈夫ですか?」と駆けつけてくれました。全然大丈夫じゃありません。わふ。
やっとこ電極糊を拭き取る椅子まで辿り着き、電極糊を拭き取っていただき、臨床検査技師さんの「お疲れ様でした。お大事になさってください」の声に見送られ、検査室を出たのですが、手順としてはこのあと会計窓口へ行って会計を済ませれば直ぐに帰られるのですが、その会計窓口に行くまでに絶対に転倒する自信があったので、しばらく検査室の待合ソファーで休むことにしました。でもいつまでも休んでも居られないので、気合を入れて会計窓口に向かったのですが、やはりフラッフラで「今こそ車椅子を貸してください!」と心の中で思いました。わふ。
人生初の脳波検査でしたが、過去にバリウム胃カメラなど検査を経験してきたろこですが、今までで一番辛い検査でした。何が「簡単な検査」ですか! 確かに横になっているだけではありましたけど、物凄い疲れましたよ! 何が「眠ってもいい」ですか! 眠れる暇なんてないじゃないですか! 何度も心の中で脳神経内科の先生と臨床検査技師さんに向けて「嘘つき!」と悪態を付き続けるろこでした。うーっ、わん!
検査結果が判る診察日は1ヶ月後なのですが、これでもし検査が上手くいってなくてもう一度してくださいと言われたら、確実にろこはキレると思います。あー、疲れた。わふぅ。