『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

遅まきながら『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観に行ってまいりました。わふ!
ろこは『新世紀エヴァンゲリオン』がテレビ放送されていた当初、高校生だったと思います。周りの友人はものすごく『エヴァ』にハマっていて、ろこ自身も気になるアニメではあったのですが、何故かシンジ君にまったく共感も感情移入もできず、また一緒に『エヴァ』を観ていた父に「こんな辛気臭いのを観て楽しいのか?」と言われ、確かに辛気臭いよなぁと思い、それ以降は観なくなりました。今までは『みかん絵日記』や『ぼのぼの』など動物ほんわかアニメを観ていたので、それらに比べると『エヴァ』は辛気臭いですよね。わふぅ。
でも前回の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、そして特に今回の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観て、ろこは今さらながらものすごくシンジ君に共感し感情移入しました。それというのも、ろこの家族・親族というのは付き合いの長い知人曰く”プチ犬神家の一族”らしく、ろこはつい最近までいろいろなしがらみに囚われていたのです。もしかすると今もしがらみから解放されていないのかもしれませんが……。まぁそれはともかく、そんな特殊な家庭環境のろこなので、『エヴァ』をテレビで観ていた当時は、ろこにはろこ自身の人生を生きるという考えは持てなかった(自覚できなかった)ため、シンジ君が何故あんなにも父親であるゲンドウに逆らうのかが理解できなかったのです。むしろゲンドウの言われるように何故行動しないのかと苛立ちさえ覚えていたのかもしれません。わふ。
でもここ最近、ろこはいろいろなしがらみから少しずつ解放されつつあるのですが、そのせいなのか『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のシンジ君の言動にものすごくシンパシーを抱きました。三十路過ぎのろこが中学生であるシンジ君にシンパシーを抱いているのです。あまりにも遅すぎる自意識の目覚めです。ものすごく不健全な感じがします。今日、映画を観終わった際、テレビ放送を観ている当時にシンジ君にシンパシーを抱くことができていれば、ろこはまた違った生き方ができたんだろうなぁなんてしみじみと思ってしまいました。わふぅ。
今回はあまりディープな感想にするつもりはなかったのですが、なんかディープになっている感じでしょうか? わふ? ここ最近やっといろいろなしがらみから解放され始め、父からも「これからはお前自身の人生を生きて欲しい」と言われ、父がそう言ってくれたことはとても嬉しいことなのですが、でも30年以上のしがらみが急になくなった今、リアルにこれからどう生きていけばいいのか戸惑っているので、こんな感想になってしまいました。なんだか暗くてすみません。わふぅ。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

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