『機動戦士ガンダム』第16話「セイラ出撃」
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第16話「セイラ出撃」を視聴しました。今回視聴して、なんとなく違和感を抱いたのですが、多分その違和感は物語の時系列なのでしょう。劇場版ではテレビ版の細かい物語がカットされてしまっていますが、時系列は整っているのでしょう。今回も劇場版では半分くらいカットされていたり、あとはセイラの台詞口調が少し変更されたりしています。カットされているのはレビル将軍の使者、オデッサ・デイの伝達、ホワイトベース食料庫の塩不足などでしょうか。わふ。今回の物語の中心はセイラの暴走ですが、これは酷い。確かに生き別れた兄の安否を知りたい気持ちは判りますが、ブライトに「私たち、軍隊じゃないんでしょ?」と言っておきながら、これから戦いだというときにジオン兵と接触したいがために無断でガンダムに乗り込むとはあり得ないです。アムロが「チッ! どうせ無線切ってるんだろ」と愚痴りたくなる気持ちも判ります。わふぅ。その上、捕虜のコズンに食事を渡しに行ったかと思えば、捕虜に対する接し方とは思えない口調で会話をし(劇場版では口調がきつくなっていました)、捕虜との会話の言い訳が「いくらで私を買収できるかって……」って、そんな馬鹿な。セイラ……。恐ろしい子! セイラと対照的な存在がハモンでしょうか? ランバ・ラルは実直にガルマの仇を討つことだけを考えている中、ハモンはマ・クベという人物を疑問視してますし、ランバ・ラルが撤退した際にも、撤退を不愉快に思うランバ・ラルの部下に冷静沈着な意見を述べます。凄い人です。わ、わほー……。あともうひとり注目すべきキャラクターはカイでしょうか。レビル将軍と連絡がつかなくて落ち着かないホワイトベース内で、カイは「じゃ、誰かさんが歩いてくる訳だ? この砂漠の真ん中へさ」と冷やかしを言い、ブライトにたしなめられますが、実際にそれに近い状態でレビル将軍の使者と接することになっています。暴走したセイラに嫌味を言って許されるのは、第1話でセイラに上から目線で平手打ちをされたカイだけかも知れません。わふ。
《カイ・シデン》
「じゃ、誰かさんが歩いてくる訳だ? この砂漠の真ん中へさ」
「ようよう! 女戦士のご帰還だぜ」
《ブライト・ノア》
「砂漠に蝶は飛ぶのか!?」
「ホワイトベースが正規軍に組み込まれるという訳か……」
「女性だって、男と同じように戦えると証明したかった。それだけの理由なのか?」
《地球連邦軍》
「砂漠に蝶は……。砂漠に飛ぶのはサボテンの棘……」
《セイラ・マス》
「私たち、軍隊じゃないんでしょ? ブライトさん」
「たった一機の敵……?」
「うっ……! シ、シミュレーションで完全に覚えているつもりなのに、Gがこんなにすごいなんて……。あっ!」
「なんとしてもジオンの兵と接触しなければ!」
「こんなに射撃が難しいものだなんて」
「……パ、パイロットは?」
「シャア、どうしたかご存知でしょうか?」
「赤い彗星の……。教えてくださらない?」
「ああ。……そう、ありがとう」
「いくらで私を買収できるかって……」
「ああ……。兄さん、シャアは兄さんだわ……。間違いない。無事でよかった……」
《ハモン》
「さあ? マ・クベ様は油断のならぬお方と聞いております」
「さあ? どうですか。マ・クベ様のお考えを」
「アコースとコズンがやられたらしい。引き上げるのもやむを得ないでしょう」
「まだテスト中の物を実戦に投入できますか? それに、ランバ・ラルならこの戦力で木馬もモビルスーツも倒せると思っているのでしょ。ドズル中将は……」
「マ・クベ様の協力がなければ苦戦をしいられますね」
《マ・クベ》
「待てよ……。ウラガン。ランバ・ラルに教えてやれ。奴が木馬を早く始末してくれればこの辺りにうろうろされることもなくな! とにかく私が発掘した鉱山の実態をドズル中将に知られるのはまずい」