毎年恒例の景色。

元旦は午前10時すぎごろに目が覚めました。
毎年、元旦に目が覚めたらまず両親に新年の挨拶をするために父の携帯電話に電話をかけます。いつもならば5コール以内に母が電話に出てくれるのですが、新年の挨拶の場合は母が父に先に電話に出るように催促します。でも父は新年の挨拶や父の誕生日のお祝い、父の日などのろこが改まってかけてくる電話に出るのがどうやら照れくさいようで、なかなか電話に出てくれません。きっとコールが鳴り続けている間に母が父に「ひろこから新年の挨拶の電話なのだからお父さんが出て」と早く電話に出るように父に催促し、また父は自分が先に出るべきであることは判っているのに母がそのように催促するので少し怒りながら、でもどうしたものかと少し困りながら携帯電話を受け取っているのだろうなぁと、コール音が鳴り続けている間、父と母のやり取りを微笑ましく思っていました。わふふ。
しばらくしてコール音が止み「はい、もしもし」と父の声がしたので「ひろこです」と名乗ると父が「ああ、ひろこか。おはよう」と言ったあとに「今日はおはようじゃないな。あけましておめでとうやな」とはにかむように言いました。「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」とろこが挨拶すると、「今年は健康になるといいな」と言ってくれて、とても短い言葉なのですがその言葉の中に父が普段ろこの体調のことをとても心配してくれていることが感じられて、感謝と申し訳なさの気持ちから新年早々思わず涙が溢れたのですが泣いていることを父に悟られないように慌てて「ひろこもだけれども、お父さんも健康にね」と声をかけると「そうやな」と言い、一呼吸開けて「じゃぁお母さんに変わるから」と母に携帯電話を渡しました。父の話した言葉はとても少ないのですが、父の口調や呼吸から父の心情がいろいろ感じられ、とても嬉しかったです。わふ!
父との電話のあと母に変わってもらい「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」と母に新年の挨拶をすると母も同じように返してくれて、それからはろこの近況を訊かれたので簡単に答え、母の近況や姉や義兄の話などを聴きました。それからろこ宛にいろいろ荷物を送る準備をしているとのことで、もし何か欲しいものがあれば今のうちに教えてくれれば買い足して荷造りをするとのことでしたが、特に今のところ思いつくものがなかったので「今のところ、大丈夫」と答え、そのあと母が「まだお雑煮を作っていないからこれから作るの」とのことだったので、両親も今日はゆっくり目の起床で朝食をとっていないことに今さらに気が付き「ごめんね。じゃぁお雑煮作ってください。荷物、楽しみにしてるね」と言って電話を切りました。わふ。
去年は父が大きな病気をしたり、姉やろこも相変わらず体調がよくないので、みんながお互いの体調を心配する毎日だったので、せめて今年は少しでも心配をかけないですむようにありたいと思いました。みんなが健康でしあわせなのがいちばんです。わふ。