鞭打ち症+打撲。

昨日の朝、ろこは目覚ましのアラームが鳴るよりも早く目が覚めてたのですが、アラーム機能をオフにしなかったため、ろこが気分良く朝食を摂っているというのにアラームが部屋中に不快音を鳴り響かせるのです。ろこはちゃんと起きているにも関わらずアラーム音を聞くというのは物凄く不愉快なのです。許せんのです。用も無いのに鳴ってる意味が判らんのです。
そこでろこは一刻も早く憎きアラーム音を消そうと携帯電話の置き場所に向ったのですが、如何せんとても狭い部屋なので、部屋の中央でデデンとベッドが道を塞いでいるのです。ここはベッドを回避して通るよりもダイヴした方が手っ取り早いと判断したろこは、「ていっ!」と迷わずベッドにダイヴしました。すると予想もしなかった衝撃の出来事がっ!! 早くアラームを消したいが為にベッドにダイヴしたろこは、上手く受身が取れず勢い余って顔面から着地してしまったのです。それはもうかなりの衝撃です。
でも今のろこにとってはそんな事よりも憎きアラーム音ですよ。ろこは痛みを堪えながらズリズリと携帯電話に這いずり近付くと、あろう事か憎きアラーム音は携帯電話まであと数センチのところで勝手に止まりやがったのです。人が折角、正しく飛んで来たというのに勝手に止まりやがるのです。腹立たしいですー!! 許せないですー!! むっきー!! …………。なんてろこが怒ったところで、鳴動時間を設定しているのは他の誰でもないろこ自身なんですけどね……。でもね、ろこは顔面打撲の痛みを堪えながら必死で飛んで来た訳ですよ。せめて自分自身でアラーム音を消したかった。達成感が欲しかった。なのに今残るのは顔面打撲による痛みのみですよ。ふわわわーーん。
そんな話をかくかくしかじかと知人に話すと「それって鞭打ちやん。大丈夫? 鞭打ちって後遺症が大変らしいよ?」と、ろこが思っている以上に深刻に話を聴いてくれました。わ、わふぅ? これって顔面打撲で済む話じゃなくて鞭打ち症になるのですか? 鞭打ち症って交通事故の時にしかならないんじゃないですか? 鳥頭のろこにはいまいち実感が沸きません。実際、痛かったのは打った後数分程度だったし、日中は全然平気だったのです。
ところがです。知人の言ってた事が残念ながら的中しました。昨夜から今朝にかけてズキズキとした頭痛とキリキリとした肩こりに苛まれ、全然眠れませんでした。確かにこれは鞭打ち症な気がする。辞書にもその様な症状が出るって書いてあったもん。鳴り止まぬ目覚ましを止めたいがためだけにベッドにダイブしての鞭打ち症です。その上膝が微妙に痛かったりしたので見てみると、明らかに打撲痕がありました。これも鳴り止まぬ目覚ましを止めたいがためだけにベッドにダイブしての打撲です。それなのに階下の住人は相変わらず深夜から早朝にかけて大音量でテレビを観るので、その音が頭に響いて痛みが倍増です。もう踏んだり蹴ったりです。
ふわわわーーん。