心配する父。

母に荷物が届いたことを伝えようと、父の携帯電話に電話しました。すると父が電話に出ました。父の携帯電話なのだから、父が出て当然だと思われるでしょうけど、今までならまず父が出ることはほとんどありませんでした。父は高齢なので、もし何かあったら大変だと思い、ろこが数年前から父に携帯電話を持たせているのですが、今まで母しか電話に出てくれないので、一体誰のための携帯電話なんだと腹立たしく思うことが度々あったくらいなのです。むむぅ。でもここ数ヶ月は率先して父が電話に出るようになりました。
何故、父が急に自ら率先して電話に出るようになったかは、多分きっとまぁろこの体調不良が原因なのだろうと思います。ろこは子供の頃から病弱で、大人になってからも肝炎になったり、今年でも突発性難聴になったり(今は改善してます)と、過去にいろいろ大きな病気をしてたりするのですが、それでも今みたいに父に心配された記憶はそんなに無いので、あまりの判りやすい心配振りに、ちょっとろこは戸惑ってしまいます。
ろこの家庭は家族・親戚ともに姉の存在が主体で、ろこはというと名前も正確に呼ばれることも無い、あまり構われることの無い影のような存在なのです。30年以上もそんな状態なので、今さら父に判りやすく心配されると、本当に心配され慣れていないので、なんだかそんな父にここまで心配かけさせているということが物凄く親不孝なことをしてしまっているようで、父に「大丈夫か?」と訊かれるたびに、確かにあまり体調は良くないのですが「……ああ、うん。ちょっと大丈夫」と、よく判らない返事をしてしまいます。わ、わふぅ。
父が心配してくれるのは本当に嬉しく、ありがたいことなのですが、同時にろこなんかが病気をしてしまったばかりに、要らない心配を父にかけさせてると思うと、本当はもっと弱音を吐きたかったりしたいのですが(実際、最近は弱音を吐きがちなのですが)、自分が病気であることよりも、父に心配をかけている=父を苦しめていることの方が辛くて悲しくて、不甲斐無い自分に泣きたくなります。
早く元気になって、ちゃんと仕事して、両親や姉家族、知人などに心配かけさせないようになりたいなーとしみじみ思う、今日この頃です。わふ。