『機動戦士ガンダム』第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」

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第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」を視聴しました。劇場版ではカットされている回です。今回の物語はガンダムの設定に疎いろこには難しくて、よく判りませんでした。ただ今回、ニュータイプについては、ギレンとシャリアブルの会話から、ジオン軍ではフラナガン機関というところでニュータイプの発生形態という研究がなされていることは判りました。ギレンとキシリアが政治的に対立しているのは、ギレンとシャリア・ブルの会話からも判ります。ただ、ギレンがニュータイプについてどこまで理解しているのか、どのように期待しているのか、どのような位置付けとして考えているのかが判りません。今回、ギレンがシャリア・ブルをキシリアの下に送るのですが、その目的について、シャリア・ブルは理解しながらも立場的に多くは語らず、そんなシャリア・ブルに対しギレンも「それでいい、シャリア・ブル。人の心を覗きすぎるのは己の身を滅ぼすことになる。ただ、私が君をキシリアの下にやることの意味は考えてくれ」と答えます。ギレンがキシリアに対して策略を考えているのは判るのですが、具体的にシャリア・ブルに何を期待していたのか判らなくてもどかしいです。わふぅ……。一方、シャリア・ブルを受け入れるキシリアは「木星帰りの男か……。ララァよりニュータイプとしては期待が持てるかも知れぬ」と、ギレンからシャリア・ブルが送られてきたことに対して特に疑念は抱いていないように見受けられます。シャアとシャリア・ブルに関しては、彼らの会話から、ギレンやキシリアとは違う、ニュータイプの未来の展望が一致していると捉えてもいいのかと思っています。わふ。またララァに関してですが、ろこは今までシャアはララァニュータイプでありエルメスの優秀なパイロットと考えているのだろうとまでは理解していたのですが、今回のシャアとシャリア・ブルの会話をちゃんと理解していることから、ララァはただのパイロットではなく、シャアの政略まで理解しているのだと判りました。今回、シャアはララァは出撃させずに、シャリア・ブル(シムス・バハロフも)だけを「律儀すぎるのだな……。ブラウ・ブロのテストをしたいと言ってきかなかった」と言って出撃させ、ララァに訝られますが、これはシャアがシャリア・ブルが亡くなったあと「彼はギレン様とキシリア様の間で、器用に立ち回れぬ自分を知っていた不幸な男だ。潔く死なせてやれただけでも彼にとって……」と言っているように、シャアなりにシャリア・ブルがギレンとキシリアの政略の板挟みになることから、少しでも早く解放させようという配慮だったのでしょうか? わふ? それにしてもシャリア・ブルの運命は、彼自身が実直であればあるほど、あまりにも不憫です。シムスに「私にどこまでできるか、データーは取って置いてください!」とちゃんと自分の役目を自覚し、またアムロに撃墜された瞬間には、自分自身のことよりも「シムス中尉! 逃げろ!!」とシムスのことを優先しています。戦いにニュータイプを利用しようという考えがなければ、彼や今後のララァのような悲劇は生じなかったと思うと、キシリアやシャアの考えにはセイラと同じく賛同できないです。わふ。ジオン軍ニュータイプについて研究が進んでいる一方、地球連邦軍ではニュータイプについて研究がジオン軍より遅れているのでしょう。アムロ自身も自覚していないニュータイプの能力にガンダムの性能が追いついていない描写がされています。今後、どのように展開するのか気になります。わふ。
ミライ・ヤシマ
「何かしら? 何かが呼んでいるような気がするわ」
「あ、いいえ、そうじゃないの。とにかく変なのよ。このソロモンの周り、すごく!」
ブライト・ノア
「変? そりゃ、殺気みたいなものは感じるが……」
「セイラ、君を信じているが……、戦いに私情は持ち込むなよ」
「指揮官として確認したまでだ。信じているよ……」
「ん。何かセイラ、一人で悩み事を抱えているようでね」
「セイラの選んだ道はつらいぞ……」
「判った……。以前と同じように君を扱うだけだ」
「いや……。君の強さには敬服するだけだよ」
「頭で考えるほど楽なことではないと思うがな。ま、あてにするぞ、セイラ」
アムロ・レイ
「またか。……呼んでいる! 何か……、呼んでいるような……、気がする。なんだ? 何かが見えるようだ! なんだ?」
「き、聞こえなくなった! 何が聞こえていたんだ? ……確かに、何かが呼んでいたのに」
「下がれ! この敵はいつものモビルアーマーとは違うぞ、下がれ!」
「下がれ! この敵は違うんだ! クッ!」
「や、やったか……。し、しかし、ガンダムに、無理をさせすぎた。……ガ、ガンダムの操縦系が僕のスピードに付いて来れないんだ。今さっきのような敵が来たらもうアウトだぞ!?」
ギレン・ザビ
木星のエネルギー船団を勤めた君の才能のデーターは揃っている。フラナガン機関に検討させた。その机の上にある」
「そう。君は自分でも気付かぬ才能を持っている。もっとも……、ニュータイプのことはまだ未知の部分が多いのだが、それを役立ててほしい。今度の大戦ではもう人が死にすぎた」
「ほう、言わぬ先からよく判ったな……。キシリアの下で君の即戦力を利用したモビルアーマーの用意が進められている」
「私がなぜ君をキシリアの下にやるか判るか?」
「それでいい、シャリア・ブル。人の心を覗きすぎるのは己の身を滅ぼすことになる。ただ、私が君をキシリアの下にやることの意味は考えてくれ」
《シャリア・ブル》
「シャリア・ブルに関するニュータイプの発生形態……。わたくしにその才能があると?」
キシリア殿の下へゆけと!?」
「御言葉とあらば!」
「わたくしには閣下の深いお考えは判りません。しかし、判るように努力するつもりであります」
「大佐! この少女、ああいや、ララァ少尉から何かを感じます。そう、力のようなものを……」
「いや、わたくしは、大佐のようなお方は好きです。お心は大きくお持ちいただけると、ジオンのために素晴らしいことだと思われますな」
「いえ、もし我々がニュータイプなら、ニュータイプ全体の平和のために案ずるのです」
ララァ少尉は、よい力をお持ちのようだ」
「私にどこまでできるか、データーは取って置いてください!」
「すごいモビルスーツパイロットだ! あのパイロットこそ真のニュータイプに違いない。そうでなければこのブラウ・ブロのオールレンジ攻撃を避けられる訳がない! おおっ!?」
「あのパイロットは、反対からの攻撃も読んだ!?」
「シムス中尉! 逃げろ!!」
キシリア・ザビ
「もし、そのシャリア・ブル大尉の能力が、ララァより優れているのなら、エルメスをシャリア・ブルに任せることも考えねばならぬ。その点、シャア大佐にはよく含み置くように、と」
木星帰りの男か……。ララァよりニュータイプとしては期待が持てるかも知れぬ」
シャア・アズナブル
ララァ……。戦場で調子に乗りすぎると命取りになるぞ」
「そういうことは、ララァは気にする必要がない」
「で? 大尉は私から何を感じるのだね?」
「よい忠告として受け取っておこう。私はまた、友人が増えたようだ。よろしく頼む! 大尉」
「人類全体のために、という意味にとっていいのだな?」
ララァ、判るか? 大尉のおっしゃることを」
「律儀すぎるのだな……。ブラウ・ブロのテストをしたいと言ってきかなかった」
「不服か? 私は、エルメスを完全にララァに合うように調整してもらわぬ限り、ララァは出撃はさせん」
「戦いは危険を冒してはならぬ……。少なくともソロモンにいるガンダムは危険だ。それに……、シャリア・ブルのことも考えてやるんだ。彼はギレン様とキシリア様の間で、器用に立ち回れぬ自分を知っていた不幸な男だ。潔く死なせてやれただけでも彼にとって……」
ララァ! ニュータイプは万能ではない。戦争の生み出した人類の悲しい変種かもしれんのだ……」
ララァ・スン
「シャリア・ブルという方、気になります」
「その方が大佐のお立場をお考えくださるかどうか……」
「なぜ大尉だけおやりになるんです!?」
「そうでしょうか!?」
セイラ・マス
「仕方がないか。元ジオンの女、シャアの妹、信じられなくなるのが当たり前よね」
「いえ……。もう、それもできないでしょうね。ホワイトベースに愛着もあるし、それにできもしないことをできると信じている兄を思うと、刺し違えてもいいって……」
「兄は鬼子です! 父の本当の望みを歪めて受け止めて、自分ができるなんて! キャスバル兄さんじゃありません」