『機動戦士ガンダム』第43話「脱出」

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第43話「脱出」を視聴しました。最終回です。ガンダムが空のジオングに向けてビームライフルを打つシーンから、うるっとなり始めて、カイとハヤトの「ホ、ホワイトベースが……」、「ホワイトベースが……、沈む!」のシーンで涙がぼろぼろと零れて、アムロの「ごめんよ……。まだ僕には帰れる所があるんだ」の言葉に、さらに涙がぼろぼろと零れて、最後の「宇宙世紀0080。この戦いのあと、地球連邦政府と、ジオン共和国の間に終戦協定が結ばれた」のナレーションで号泣しました。ふわわわーーーん。よかったですー。戦争が終結してよかったですー。ジオン公国ジオン・ズム・ダイクンが設立したジオン共和国に戻ってよかったですー。ふわわわーーーん。ふわわわーーーん。ふわわわーーーん。最終回を観終えたばかりで、今、感動しきり状態なので、あまり多くを語る言葉がないのですが、ひとつだけ感想を述べるならば、キシリアが部下を見捨てて脱出することを知ったシャアが「ザビ家の人間は、やはり許せぬと判った。そのケリは付ける」と言って、キシリアが搭乗しているザンジバルにバズーカを向けてキシリアを討つのですが、そのときのシャアはマスクを外しているので、マスクを外して以降のシャアは、少しの間かもしれないですが、キャスバル・レム・ダイクンに戻ったのだと感じました。わふ。
アムロ・レイ
「シャア!!」
「こう近付けば四方からの攻撃は無理だな、シャア!」
「なぜララァを巻き込んだんだ!? ララァは戦いをする人ではなかった!」
「シャア!!」
「どこだ!? シャア!!」
「違うか!?」
「ううっ! ……シ、シャアめ! まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!!」
「シャアだってわかっているはずだ……。本当の倒すべき相手がザビ家だということを。それを邪魔するなど!」
「シャア! いるな!?」
「うわあっ!!」
「今の僕になら、本当の敵を倒せるかもしれないはずだ。……ザビ家の頭領が、判るんだ」
「貴様がララァを戦いに引き込んだ!!」
「な、何!?」
「それは理屈だ!」
「それ以上近付くと、撃つぞ!」
「本当の敵はザビ家ではないのか!?」
ニュータイプでも身体を使うことは普通の人と同じだと思ったからだ!」
「そんな、理屈っ!」
「い、今、ララァが言った。ニュータイプは、こ、殺しあう道具ではないって……」
「貴様だって、ニュータイプだろうにっ!」
「何っ!?」
ララァの所へ行くのか……」
「えっ? そ、そうだな……。どうすればいい?」
ララァ!」
「あ! 見えるよ! みんなが!」
「み、みんなは? …………。ごめんよ……。まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。判ってくれるよね? ……ララァにはいつでも会いに行けるから」
シャア・アズナブル
「だ! 誰だ!?」
「な、なんだ!?」
「チィッ!」
ガンダムパイロットはアムロといったな……。どうする? あのニュータイプに打ち勝つ方法は? ん? ララァ、教えてくれ。どうしたらいいのだ!?」
ガンダム!」
「その力、ララァが与えくれたかもしれんのだ。ありがたく思うのだな……」
「それが許せんというのなら間違いだな。……アムロ君」
「戦争がなければ、ララァニュータイプへの目覚めはなかった」
「しかし、正しいものの見方だ」
「今、君のようなニュータイプは危険すぎる。……私は君を殺す!」
「貴様が最強の兵だからだ」
「私にとっては違うな!」
「判るか!? ここに誘い込んだ訳を!」
「そう、身体を使う技は、ニュータイプといえども訓練をしなければ……」
「戦場では強力な武器になる。やむを得んことだ」
アルテイシア……」
「しかし、敵にする訳にはいかん相手であれば、倒せるときに……!」
「ザビ家打倒なぞ、もうついでのことなのだ……。アルテイシア。ジオン無きあとは、ニュータイプの時代だ。アムロ君がこの私の言うことが判るのなら、……私の同志になれ。ララァも喜ぶ」
「ヘルメットがなければ即死だった」
「安心しろ。貴様に代わって、閣下は必ずお守りしてみせる」
「ここもだいぶ空気が薄くなってきた。アルテイシアは脱出しろ」
「ザビ家の人間は、やはり許せぬと判った。そのケリは付ける」
「お前ももう大人だろ。戦争も忘れろ。いい女になるのだな。アムロ君が、呼んでいる」
キシリア閣下は!?」
「ガルマ……。私の手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい……」
カイ・シデン
「外からドンパチやったって、埒明かないのよねえ」
「野郎! ここの一番乗りは俺だってのに!」
「ホ、ホワイトベースが……」
ハヤト・コバヤシ
「カイさんだけにいい思いはさせないぞお!」
ホワイトベースが……、沈む!」
《ジオン兵》
ジオング撃墜! 識別信号解除!」
キシリア閣下が脱出されるので、護衛にと思いましたが、残念です。た、大佐なら……」
「あ、ありがとうございます……。噂の火傷はございませんな……」
「出港されるところであります!」
キシリア・ザビ
赤い彗星も地に落ちたものだな……」
「しかし、ガンダムパイロットがニュータイプとして異常発達したものならば、やむを得ぬというところか! そうだな?」
「私の脱出15分後に、ここを降伏させるがよい」
グラナダの戦力と本国の戦力が残っているうちにな……」
「私が生き延びねばジオンが失われる」
「捕虜交換の折に引き上げよう」
「船の用意を」
「手間取るようか?」
「急がせい。他の兵に気取られるな」
トワイニング
「は! 閣下」
「し、しかし」
「し、しかし、今となっては脱出こそ至難の業かと……」
「降伏後、私の身柄は……?」
「は!」
「ただちに」
セイラ・マス
「やめなさいアムロ! やめなさい兄さん! 二人が戦うことなんてないのよ!? 戦争だからって、二人が戦うことは……!」
「兄さん、やめてください! アムロに恨みがある訳ではないでしょう?」
「兄さんの敵は、ザビ家ではなかったの?」
「兄さん、なんてことを!?」
「兄さん……。ひ、額の傷は?」
「兄さんは、どうするのです!?」
「兄さん!」
「で、でも! どうやって!? ……判らないわ!」
「人が……、そんなに便利になれる訳、ない」
ララァ・スン
「殺しあうのがニュータイプじゃないでしょ」
「フフ、アムロとはいつでも遊べるから」
「決まってるでしょ」
「ね? アムロなら見えるわ!」
《レツ》
「さっきアムロ兄ちゃんの声聞こえたろ?」
「そう、右!」
「そう、こっちこっち、大丈夫だからー」
《キッカ》
「うん!」
「そう! ちょい右!」
「すぐ外なんだからー」
「いい?」
《カツ》
「はい! そこでまっすぐー!」
「そう、こっちこっち、大丈夫だからー」
《カツ・レツ・キッカ》
「4、3、2、1、0!」
「わあーーーーーい!!」
《ナレーション》
宇宙世紀0080。この戦いのあと、地球連邦政府と、ジオン共和国の間に終戦協定が結ばれた」